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映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

2016年 映画ランキング

あけましておめでとうございます。遅すぎ!!!!!!!!!!!

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2016年の映画を振り返りながら私的トップ10ランキングをご紹介する記事でございます。対象は、当時記事にできなかった「シングストリート」、「何者」、「ジャック・リーチャー never go back」、「この世界の片隅に」、「ローグワン」を含む、劇場で観た新作映画38作品です。

皆はもう去年を振り返るタイミングじゃないだろうけど付き合ってくれ頼むーーーーーーー!!!!!!!

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 次点

・シンゴジラ 感想記事はこちら

日本に厄災が降りかかる時、それを救ってくれる主人公は現れない。しかし日本がそれに立ち向かう。その様に胸が熱くなりました。あとあのブォオオオオ!!!っていう怒りのビーム良かったよねーーーーーーーーーーーーーーーーー(語彙の欠陥)

 

・エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に 感想記事はこちら

これ10位内に入れたかったーーーーぐおおおおおお 周囲ではあまり話題にならなかったけど「6才のボクが大人になるまで」以上に僕はグッと来たんだ。こいつら大好きだーーーーーー。

 

・聲の形 感想記事はこちら

西宮さんがめっちゃ柔らかそうで良かったよね~~~~うわあああああああああああああ!!!!???…いやほんまに好きやねんこの映画…感想記事は真面目に書いたから読んでくれ…(雑)

 

・日本で一番悪い奴ら 感想記事はこちら

これめっちゃ入れたかったこの野郎!!!!!!!!うぐおおおおおおおお大好き!この映画は、何も持ってない奴がぶっ飛んだ行動力とぶっ飛んだ発想力を駆使してのし上がる話です。爽快感がありエンタメMAXでめっちゃアガるのですけど、そこから幕引きにかけての身の毛のよだつ転落展開も含め、素晴らしい。ひいいいい(適当)

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 10位 ~ 6位

10位 SCOOP!

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とにかくこの映画をトップ10に入れたい衝動が大きかった。その理由は、福山雅治二階堂ふみが演じる「静と野火」の二人を好きになりすぎたからに尽きます。終盤の展開にノリ切れなかったとか、ベッドシーンもっと本気出せよ!とか(おい)、諸々の不満はありますが、とにかく二人の信頼関係が愛しかった。愛に溢れ、趣向を凝らしたエンディングも最高でした。大根仁、信頼できる男!

 

9位 ブリッジオブスパイ

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スピルバーーーーーグ!!!!!!!!!!!あああああああああああああああああこれめっちゃ良かったよね……もう胸が…うっ…うううっ(嗚咽)上映時間も長めで物語も淡々と進んでいく割に、鑑賞後、心に残るものが大きかった一作です。

助演男優賞おめでとう。スタローンに譲ってやれよと思いつつも、この作品だと納得しちゃうよな~~~~~~~~。「粋」な映画でした。ハドソン川が好きならこっちもオススメですよ。あちらと同じく、プロフェッショナルが、信念に基づき、困難を窮めるなかで職務を全うする映画です。

 

 

 

8位 パディントン

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パディントン~~~~~~~~~~~~パディントン;;;;;;;;;

いやいやいや…いやいやいや、パディントン良かったよね…おろろろろーーーん(嗚咽) (あ、この記事ずっとこんな感じなんで慣れてください。)

いやーパディントン良かったです……。ファミリー向けムービーとして非常に優等生でありながら、要所要所で挟まれるギャグの鋭さがえげつない。完全に子供たちじゃなくて我々大人に銃口が向いているんですよ。「ママの職業」の伏線回収の鋭さと言ったら筆舌に尽くしがたい・・・それでいて観終えた後の多幸感!!!パディントン~~~~可愛すぎるんじゃあああああああああうおおおおおおなんでこれが1位じゃないんじゃいいい!!!!!! (今年これ言うの早いですね…)

 

 

 

7位 ヒメアノ~ル

 

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森田くーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!

森田剛がハマりすぎててバラエティ番組で出演しててもサイコパスとしか思えなくなりましたよね・・・(言い過ぎ)邦画の大豊作祭りと言われた2016年においても屈指の、屈指の作品でした。前半後半のコントラストにクラクラします。

ここまで褒めてるのに7位なのは、刺殺シーンがあまりにも繰り返し映されすぎて痛そうだったからです(どーん)。めっちゃ刺し方にレパートリーあるしな…先端で何度も刺したり、逃げるやつをあえて捲って前を刺したり、ふとももを重点的にやったり。

あと、ベスト「タイトル表示タイミング」部門堂々の1位ですね。(次点は君の名は。

 

 

 

6位 オデッセイ

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オデッセイ良かったーーーーーーーーーーオデッセイ良かったなーー!?!?!?!?おいおいおいおい!!!!大丈夫か!!???(お前が大丈夫か。)もうこれは説明不要で良かったよね。お前ら芋を掘れ!!!!!!!!

映画は僕達に大切なことをいっぱい教えてくれる。賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。僕を含め大抵の人間は残念ながら愚者であり、経験からしか学べない。そんな僕達にたくさんの疑似体験をさせてくれるのが映画だと思うし、僕らはこの映画から骨の髄まで学び尽くさなきゃだめだ。

どれだけの窮地にもチャンスは隠れている。自分が諦めず、考え抜いて、行動するかどうか。僕らはやる前から不可能を勝手に信じて、歩みを辞めてしまう。

ワトニーたるや、火星に取り残されて、このポジティブさ。僕らの人生はチャンスに溢れすぎているんじゃないか!!!!そう思えてきます。落ち込んだら観よう。腐らず歩を進めよう。

これを映画体験と言わず、なんというんだろう!!!!!

 

 

 

 

5位 ~ 1位

 

 

 

 

5位 クリード チャンプを継ぐ男

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2016年に観たから2016年映画として挙げさせていただきました。

これはアレやね。涙腺がちぎれるかと思ったね。観た直後だったらベストに選んでいたのではなかろうか。瞬間最大風速という意味では2016年1位かもしれません。

いろいろな切り口があるけど、個人的に一番語りたくなるのは、コンランのリング登場シーンです。あの観客が持つペンライトが不気味にチラチラ光り、カメラがみるみる真っ暗になり・・・・・・・  ボウッ・・・!!!!ああああああああああああああああああああああああああ昇天しちゃうううううううう(観てない人意味不明でごめん)あの「アウェイ感」はすごいです。ブリッジオブスパイでスパイ弁護を引き受けたトムハンクスの五億倍アウェイやったね。あの登場シーンだけでコンランという倒すべき相手の強大さがまざまざとわかる。わかりすぎて心折れる。

ところで彼女の晴れ舞台で暴力沙汰を起こしたシーンだけはマイナスですね…

 

 

4位 ズートピア

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もうこれ1位でいいでしょ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

いやーーーーーーーーーーーーーーいやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーズーーーーーーーーーートピア良かったよね・・・・・・・・・・・・・・。っはあああ・・・・・・・はああ・・・センス・オブ・ワンダーー!!!!!!!!!もう・・・・もうなんだ、上映中、面白さで泣きそうになったんだよな。どんどん展開されてゆく物語の渦中、僕は画面を見ながらホロホロと涙腺がゆるんだのです。面白すぎて涙が出るなんて。

映画一本でこんなにワクワクさせてもらっていいんですか・・・ありがとうございます・・・ありがとうございます・・・。違反駐車切符を切ってる姿を観てるだけでこんなに楽しい。二人が喧嘩してるだけでこんなに楽しい。なんなんやあああああああああああああああああああ。

面白さも最早ここまで来たら感謝の言葉しか出なくなります。こんなに楽しい時間を、ありがとう。さっきから中身がない発言ばっかりしてるけど記事では真面目に感想を述べてるから読んでくれ・・・。


 

3位 君の名は。

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ああああああそうさ大好きだよ何が悪いんだよオラアアアアアアアア!!!!!ああああ!?!?!?!?!!大好きだよ!!!!!!(逆ギレ)なんだなんだなんだ、君の名はより「この世界の片隅に」を上位にしないと許されないのか!!ええ!!!俺のランキングだバカ野郎!!!!!!!!! ああ・・・失礼しました・・・勝手に仮想敵を作って怒り狂ってしまいました・・・ああ!!!!うるさいんだよ!!!!君の名は大好きになっちゃったんだよ悪いかコラ!!!!!!(逆ギレ)

この映画はね。大切な体験を僕にくれました。

もうこの歳になったら、映画でどれほど感情が高ぶろうとも「ああ、楽しかった」「ああ、感動した」「素晴らしかった、最高だった、傑作だった」に尽きるんです。だけど、逆に言えばそれ止まりなんです。悲しいことに、作品を作品としてしか観れない。

しかし本作は、鑑賞後しばらくしてから、「瀧くんは今でもちゃんと三葉を幸せにしているだろうか」などと、ずっとずっとずっと、二人のことを考えてしまって、上映時間の間だけしか彼らに会えないことが悔しくて、もっと色んな彼らが観たくて、二次創作の漫画とか漁ろうとしちゃったりして。

これはつまり、昔置き去りにしてきた「若かりし頃の気持ち悪い自分」に、僕を一時的に戻してくれたんですよ。多感な頃に享受した作品の爆発力たるや。ティーン・エイジャー時代の沼を、おっさん予備軍であるこの歳で味わえたんです。

だから、この位置でいいんだ。3位なんだよバカ野郎。もう1位なんだよ!!!!!(?????)

 

例えばもしこの映画が興行収入100万くらいだったら皆も「隠れた大傑作」とか言ってもっともっと推すだろ!!!!(仮想敵への攻撃)

流行にとらわれず興行収入の低いマニアックな作品を楽しめるのは結構なことだけれど、大流行した作品が褒めづらくなるんだったら、それは結局数字に踊らされていることと同義じゃないのかい????(仮想敵への攻撃)

あ、すみません。こういう病気なんです…。もう閉鎖してしまえこのブログ…。

 

 

 

 

 

2位 アイアムアヒーロー

 

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アイアムアヒーローーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これ1位だろうが!!!!!!!!!!!!もうこれは…もうこれはね…もう…ううううう…良かったね、良かったね…(号泣)

僕らが良く知る日常から、想像しうる限り最悪の非日常への転落が、あまりに生々しすぎて、まず腰を抜かす。SF的なジャンルは舞台設定自体が「これは作り話だ」という安全圏となり、登場人物から自分を切り離せる。「観客」という立場で楽しめます。しかしこの映画はかなりの尺を「身近な日常描写」に費やすものだから、余計に「自分の身に起こったらどうしよう」というイメージに直結しちゃうんですよね。だから怖い怖い。そしてゴア描写に一切の妥協がない。怖すぎる。やりすぎ。映倫、仕事してください。これはR-15じゃなくR-18でしょ。15歳に観せちゃ絶対だめでしょ。

 こんな20代後半のおっさん予備軍がこの歳になって本気で「怖すぎる!」って思えるだけでも映画として観る価値大アリなんだけども、本作はそれだけじゃない。

なけなしの勇気を振り絞る過酷さを描いてるのが、最高に熱い。

だいたいの作品において物語の主人公は、身を挺してヒロインを守る。そして悪の脅威を滅ぼす。まるでそれが既に不変の結末であることを知っているかのように。主人公は自分の勝利を信じて疑わない。

でも日常に生きる一市民は、そうじゃない。強大な敵から身を挺してヒロインを守ろうとした先にあるのは、むしろ「呆気ない死」であることのほうが多いはずなんです。それが現実。 

本作はそれをも向き合う。

「主人公がヒロインを守る」という行為と向き合う。だから格好いいんだ!!!

ということで、今年ベストはアイアムアヒーローでした!!!!2位だけど!今年ベストだから!!!

 

 

 

 

 

 

 

2016年 映画ランキング

第1位 マジカルガール

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・・・・・っっっ 

もう・・・もう・・・助けてくれーーーー!!!!!!!!!ひーーーーー!!!

 

エンターテイメントというにはあまりにおぞましく、ノワールで片付けるにはあまりに面白く、人に勧めるにはあまりに歪(いびつ)。去年、好きな映画を問われた際によく本作を挙げても「へえ~~~(ピンときてない)」とか「えー聞いたことないーーー(適当)」とかで会話終了して悔しかったものです。。。

ネタバレしちゃ絶対ダメな系の映画なのでなんともオススメしづらいのだけれども、胸で何度も反芻してしまう映画です。あの時彼がこうしていれば、あの時彼女がこうしていれば・・・悶々悶々。

あと、アートワークや予告編からは想像できないほど明快に「面白い」映画だとも思います。とりあえず難しいこと考えずに観てほしいんだ!絶対おもしろいから!頼む観てくれ……あまり何も言えないし、うっひょおおおおい!ってテンションの映画でもないけど、1位に据えたことから僕の思い入れが少しで伝われば幸い・・・・。

 

 

 

 

 

ということで、2016年映画ランキングでした。

本年も宜しくお願いします。・・・と言いたいところですが

 

 

 

f:id:ma2baga2:20160507144218p:plain 当ブログ縮小運転のお知らせ

去年の映画ランキングを2月にやってることからもお察しの通り、とてもとても忙しくて今までのようにすべての映画を記事にすることが困難になってしまいました。感想はだいたい3時間ほどかけて書いており(こんな頭空っぽにした文章なのにな!)、現在の生活では継続できません。

チャウ・シンチーの「人魚姫」を錦糸町まで観に行ったことを皮切りに、当然スコセッシの「沈黙」でグッタリしたり、イコライザーコンビによる「マグニフィセントセブン」も良かったし、あと「ザ・コンサルタント」! そうそう、「ドクター・ストレンジ」!ってな感じで、今年も書きたい感想は山ほどあるのですが。

 

いつもギャーギャー騒いでるだけの自己満足ブログでしたが、本当に沢山の方々にお読みいただき、幸せに思う3年間でした。頻度はかなり落ちますが、閉鎖はせずに細々と続けるかと思いますので、気が向いた頃に覗いてみてください。(とか言いつつ、ラ・ラ・ランド観たらテンション上がって記事更新してそうな気もする。)

 

おわり

 

 

f:id:ma2baga2:20160507144218p:plain おまけ

ワースト賞 「スーサイドスクワッド」

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時間の無駄。ハーレイ・クインの尻が100点。

その他がマイナス100億点で合計マイナス99億9999万9900点。

 

 

ドント・ブリーズ 感想

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お久しぶりです。ローグワン、ついに公開されましたね。僕も初日に観てきました。…と、いうことで今日はドント・ブリーズの感想です。(あまのじゃく。)海外の評判は上々と聞いておりましたが、個人的には絶賛するほどではありませんでした。

本記事のネタバレ:極力ネタバレは避けますが、視聴後の閲覧をおすすめします。

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 良くも悪くも普通な印象。活かしきれない盲目・聴覚発達の設定。

本作は、若者集団が盲目の老人相手に強盗を図るも、実はその老人が聴覚抜群の超人的な異常者だった……というあらすじです。しかしながらこの「盲目」も「聴覚抜群」も、大して設定としてプラスに作用していないように思えてならなかったんですねーーーー。うーーーん。

具体的には、まず彼の聴覚が発揮されるタイミングというのが割りとバラバラだった点が気になりました。例えば主人公のロッキーやアレックス達のヒソヒソ話や足音など、「あれ?そこは音出してもセーフなの?」と思うシーンがちらほらあったり。また、ほとんどマウントポジションの体制からでも攻撃を外したりと、いくら盲目と言えどそこはわかるだろ…とツッコミたくなる箇所があったのも気になります。

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表題の「息をするな」に反して、ヒソヒソ声などの判定には甘かったり厳しかったりムラがある老人。

日本映画公式サイトの表記が悪いんじゃないですかねーーー。「盲目だが、聴覚が異常に発達した超人」というワードを前提知識として入れてたのがノイズとなった印象です。

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 緩急無く襲ってくるせいで、逆に恐怖心を欠いている説。

あとこれは毎回言ってるんですけど、暗いシーンで突然「バーーーン!」と何かが襲ってきたらそりゃ僕らは怖いし、驚くんですよ。でもそれはあくまで条件反射であって、「映画的恐怖」の本質とは違うと思うんです。むしろ、嫌な感じがしつつも何も起こらない…ってな時のほうがもっと怖いし、楽しい。でかい音でバーン!ばかりしてても芸が無いじゃないですか。

その点で申し上げると、本作はバーン!演出が多かったのも不満です。というか、めちゃくちゃ先の展開が読みやすいんですよ。主人公が一安心しそうになったら絶対に襲ってくる。「ふう…なんとか逃げ切れた…」と思わせるシーンは絶対直後にバーン!が来るのです。だから終盤はもう襲ってくる度に「ですよねー」って感じでした。

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裏を返せば、ホラー映画のド定番のフルコースとも言えるベタベタな演出の連べ打ちなので、そういうのが好きな人は大変お腹いっぱいになれることでしょう。特に「出たーーー!」と思ったのは、ホラー脱出あるあるの「通気口から脱出しがち」が登場したときです。あれは脱出シークエンスの白眉ですよね~~逃げ場ないだろ!っつーの。(適当言ってるんで聞き流してください。)

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 良かったところもあったよ! フォローのコーナー

もちろん酷評するほど悪い映画ではないと思っています。ここからは良かったところを挙げます。

まず、盲目の老人のビジュアルはめっちゃくちゃ怖くてとても良かったです。あのなんともいえない筋肉質な体型がまた気持ち悪いんですよね。

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ローグワンの翌日に観たこともあり、「盲目最強おじさん」を連続で拝むことに。

特に、いっちばん冒頭のシーンも良かったです。空撮ショットで取られた、人気のない大通りで何かを運ぶ老人。少しずつ少しずつズームしてゆき、「あれ?何か持ってる?」「何を運んでるんだ?」「え、これってまさか……?」「!!!」という、遠近感で徐々に情報量が増えていくやり方。スマートでしたねーーー!!ゾクゾクしちゃいました。

あと、前半の侵入シーンから気づかれるまでの展開と演出は超怖かったですね。就寝中に流れる古いビデオテープが嫌~~~な気味の悪さを増長させ、部屋に侵入したマネーが事に及ぼうとしたその矢先、寝ていたはずの老人が起き上がりこっちを見ていた!という、あのゾクゾク感!!!あれも良かったですね。突如表してビビらす演出の一辺倒ではなく、上記二点のようなベクトルがもう少し欲しかったです。

あと何を隠そう、主人公が可愛いんだ!!!

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いやーーー可愛い可愛い。彼女に思いを寄せるアレックスに感情移入しながら観てた気がします。あ、彼女についてこれ以上語ること無いので次いきますね。(やりたい放題)

地下室で老人の真の思惑が浮き彫りになったシーンも良かったですね~~~。老人がロッキーに対して、その「思惑」を改めて試みるシーンの、あの身の毛もよだつ不快感。保存物を吸い上げる時、毛が混入してるところとか最悪でしたね。美術監督が指定したんですかね。「毛とか混入してるほうがリアルじゃね?」とか言ったんですかね。久しぶりにちはやふるのしのぶちゃんから言葉を借りるなら、「ドン引きやわ」。ですね。(この文章もな。)

 

僕の印象はこんな感じですが、評判は良いみたいですし、人それぞれですね。(適当)ビビりの僕でも尾を引くほどは怖くなかったので、気になる方は観てみてもいいのではないでしょうか!以上です。

おわり

近況

この世界の片隅に の感想を書いては消し、書いては消し、と繰り返していたら土曜日が終わりました。

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に 感想

ご無沙汰してました。

この世界の片隅に」公開日に、こっちを観てきました!(なんでやねん)

最高でございました~~~~~~~。

 

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f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 起伏のない物語から、とてつもない感慨。

つまりは、リチャード・リンクレイター監督作品ということですけれども。

主人公ジェイクは絵に描いたようなリア充好青年で、野球推薦で大学に入り、物語は新学期が始まる三日前から始まります。この三日間、彼はチームメイトかつルームメイトの仲間たちとバカなことを言いながら酒を飲み、遊び、女を抱いて、寝て、昼に起きたらまたバカなことをしてるんです。そして新学期が始まったところで、この映画は幕を下ろすのです。

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野球と女のことしか考えていない野郎どもが、野球と女のことばかり話す映画。

これだけ聞いたらとんだクソ映画なのですが、この筋書きで「良かった!!!!」と掛け値なしで言い切れる映画になっているのです。リチャード・リンクレイター監督の作風は一貫していますね。

かなり少数派の意見でしょうが、僕は「6才のボクが、大人になるまで。」よりも本作が好きになってしまいました。取り留めのないシーンが映り続けているだけで、鑑賞後のこの感慨は一体なんでしょうか。少し考えてみました。

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 劇場内ニッコニコ。気のいい友達ができた気分。

感慨の理由は、まず登場人物の魅力にあると思います。というか、端的に言えば観てるうちにどんどん画面の向こうのアイツらを大好きになっちゃうんですよ。

アイツら、めっちゃ楽しそうだし、一人ひとりが個性豊かで賑やかだし、全力で青春を、ひいては人生を謳歌してるんですよ。アイツらが全力でバカやって笑ってるのを観て、僕らもバカみたいに笑っちゃって、それがすっごい楽しいんですよ。画面に向かって「楽しいーーーー!!!」って言いたくなるくらい楽しくて楽しくて、気づいたらアイツらが僕らの親友になっていく。

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こいつら超楽しそうだから、僕らも超幸せになってくるんです。(単純)

僕は大学を卒業してから社会人経験も3年を超え、良くも悪くも大人に馴染んでしまったので、これは二度と味わえない体験なんですよね。作中の彼らを通じてそれを享受できたような気がします。とても得した気分です。男子校(男子寮)ノリ、懐かしいなあ。

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain「鑑賞後に振り返りたくなるシーンの無限詰め合わせ。

そしてもう一つ、本作の圧倒的魅力は、「あのシーンめっちゃ良かったよねーーー」と語りたくなるシーンが無限にあるということだと思います。本当にもの凄い量ですよ。無限に振り返りたくなりますよ。すごいですよ!!!!(語彙力よ。)個人的にはシンゴジラくらい、あれこれ振り返りたくなりました。

「自分のちんこは並サイズだ」と謙虚さをアピールする女の口説き方とか、「彼女が妊娠したって言うんだ。生理が来ないって。」「何日?」「一日。」「いやいやいや…」というくだりとか、ビリヤードのお助け棒を使う行為にブチ切れるシーンとか(あの棒に向かって「何だこれは!…なんだこれは!?」と言い続けてるところが最高。)、塗装屋さんのフリしてスカウトに来てる人のくだりとか、「あ、どうも、サソリ座です。」という最高にイラっとくる茶々入れとか、もう本当に思い返すと枚挙にいとまがないですね。もう2時間ずっとニヤニヤ、ニコニコ、アハハハ、クスクス、いろんなバリエーションで笑ってしまいました。

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遊びにも全力な彼らが、僕らよりよっぽど「生きている」感じがするんだなあ。

中でも最高なのは冒頭のドライブシーンで、良すぎ帝国がまたもや建国されてしまいました。(要するに最上級に褒めてるってことです。)

もうねーーーこの映画、是非、気の置けない親友と一緒に観てください。そして帰りにファーストフード店とかに寄ろう。そして無限に語るといい!!!あのシーンや、あのシーンや、あのシーンについても、語るといい!!!(恋人ではなく、悪友と行こうな!)ちなみに僕は残念ながら一人で観に行ったので、一人で「良かった…良かった…」とブツブツ呟きながら帰路に着きました。くそーーー!!

 


ドライブシーンがYoutubeに上がってたので、これだけでも是非観てくれ頼む~~。

おわり

ハドソン川の奇跡 感想

本作を視聴した際の印象は「非の打ち所がない」という言葉に尽きます。演出も音楽も画角も役者も全てが適材適所。巨匠の定義を考える時「イーストウッドのような監督」と言ってしまいたくなるほど、圧倒的に、的確な作品でした。

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本記事のネタバレ:予告編で描かれている範囲に留めます。細かなシーンには触れます。

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain 巨匠の風格。的確な演出の前に余計な飾りはいらない。

ハドソン川の奇跡」は実話に基づく伝記映画です。予告で示されている範囲であらすじをご説明しますと、「155人を乗せたフライト中に不慮のトラブルで両エンジンが停止、咄嗟にハドソン川へ水面着陸をさせて奇跡的に乗客全員を守った。しかし後になって、実は水面着陸しなくても空港に帰れたのでは?リスクを犯しただけなのでは?と疑いにかけられることに…」というお話です。作中では本当にこの通りのことが起こるだけなので、下手するとすっごい地味で退屈になりかねないと思います。しかし、この映画は終始我々を没入させてくれます。

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人の心を掴む術を完璧に熟知しているとしか思えない演出の的確さ。

映画が地味で退屈になりそうな時、つい選びがちな手法は、足し算だと思います。より悲惨な演出?より壮大なBGM?…つまり「盛る」のです。本作の演出は、そういったカードを切りません。選び抜かれた手法で作り出されたシーンは洗練されきっており、隣に座ってたお年を召した女性の方はエンドロールで号泣していたほどでした。

とにかく吐く言葉から、行動から、サリーという人物の生き様をひしひしと感じました。だから僅か90分程度でこんなにも胸を打つんでしょうね。

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plainサリーの生き様から何を学ぶか。まさに伝記映画。

この映画を観て、「説得とはもとより感情に訴えかけるものではない」ということに気づき、感銘を受けました。件のシーンで、主人公サリーは客観的な事実だけを述べて自身を弁解します。その姿から「納得させる」という行為の本質を再認識しました。「命を救おうと必死に力を尽くしたのに疑われるなんて、私のこの気持ちが貴方達にわかるんですか!?」といった主張はお門違いなんですよね。彼が窮地に立たされながら、淡々と、冷静に、理路整然と言葉を並べるあのシーンが僕は大好きです。

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様々な感情が渦巻いてるであろう彼の、発言の落ち着きっぷりが格好良すぎる。

そして冷静でありながら内に秘めた力強さも感じ取れるトム・ハンクスの演技がまた巧いんですよ……!彼はこういう役が得意中の得意ですね。否が応でもブリッジオブスパイを思い出しました。今作を気に入った人は是非こっちも観てくれ~~~~~。ブリッジオブスパイも観てくれ~~~~。

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain いつもの雑多に話そうのコーナー

大好きなシーンはいっぱいあるけれど、特に何度も「ワンフィフティファイブ……ワンフィフティファイブ…」って嬉しそうに呟くシーンとか最高だったね~~~。あと休憩を挟んだ時の二人の会話もよかったね~~~。「どう思った?…いや、私から言おう…」と切り出して、次に紡いだあの言葉。一言に全てが詰まっててめちゃくちゃグッときますよね。

 いつもより尺が短いですが、本作をリスペクトして、語りたいことを端的に語って締めようと思います。(これを機に縮小運転を目論む)

おわり

SCOOP! 感想

同監督の前作「バクマン。」が良かったので、初日に観てきました。

先に言い切っておきますが、すごい良かったです!!

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本記事のネタバレ:ストーリーのネタバレは避けつつ、細かなシーンには触れます。

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain 和製バディムービー。二人の「相棒感」を観てるだけで幸せ。

まず特筆すべきは主人公、静(福山雅治)とパートナー野火(二階堂ふみ)の「相棒感」がめちゃくちゃ良かったということ!!

極論言ってしまうと、バディ・ムービーはここさえ良けりゃ大合格だと思ってます。この映画は、二人のタッグがバッチリでした。バッチリだったんです!!!

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もうこの二人が一緒に行動してるだけで幸せになってくる…最高……。

気性の荒いベテランとぺーぺーの新人がコンビを組んで「なんで俺がこんなクソ素人と!」「なんで私がこんな陰険な上司と!」といがみ合いながら仕事する。そしていざこざを乗り越えていくうちに絆が生まれ、いつしか最高のパートナーに。…これだけ聞くと「ああ、またそのパターンね。」って感じですけども、その王道をバッシィイイイイ!!!!と見事にはめると、こーーーんなに気持ちいいんですね……。とにかくこの「いがみ合い」→「一悶着」→「二人で解決」→「意気投合」→「どんどん成長!」という流れがポンポンポンポンッと巧みに魅せきってくれるので、観てるこっちも無条件に気持ちよくなっちゃうんです。っていうかそもそも僕らはこれを観にきたわけです。その期待に応えてくれたわけです。最高じゃないですか。もうこれだけでこの映画、観てよかった!と言い切れます。

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バディ・ムービーの最たる面白みを誠実に踏襲しているのが嬉しいところ。

序盤の静(福山雅治)が編集部で揉めてるシーンや、何かにつけてエロい話ばかりするシーンを観ていた頃は、正直ちょっと薄ら寒く思えてしまい心配しましたが、話が進むに連れてどんどん静という人物に惹かれてしまいました。野火ちゃん(二階堂ふみ)も完璧にハマってましたね。何もわからず入社しちゃいました的なアホっぽさも、一度決めたら行動あるのみな破天荒さも、二階堂ふみさんは全て持ってて良かったです。口を尖らせながら文句言うあの感じがいいんですよね。「最低ですよね。」って、言われたいですね。(本当に最低ですね。)

 

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain やりたい放題なギャグ要素が、いい感じに功を奏している。

本作はぶっ飛んだギャグシーンが多く存在しますが、この「お前ら無茶苦茶やないか」という笑いが作品全体のバランスを絶妙に保っておりまして。実のところ本作、演出やストーリーに関して「普通そうはならんでしょ…」と思えてしまう点があることは否めません。しかしながら前述したギャグ効果で、ノイズとなり得る疑問や違和感を全てぶっ飛ばしてくれるんですよ。

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納得しづらい展開も、勢いで全部もっていくので一周回って清々しいという妙。

例えば連続殺人事件の顔をパパラッチしてやる!というシークエンスに関して、静と野火が企てた作戦、取った行動というのははっきり言って杜撰の一言で、あんなもの端から成功するわけがないんですよね。しかしながら前述した「そうはならんだろ…」という気持ちが、ギャグ調の演出により「そんなんアリかよ!!」へと還元されてしまい、もうこれはこれで楽しめちゃうんですよね。あっぱれです。

あとは、物語の前半でカーチェイスシーンが用意されていて、「カーチェイス自体が食傷気味なのに今更邦画でやられてもなぁ…」と思いながら観ていたら、ちゃんと爆笑してしまう落とし所が用意されていたりとか。とにかくいちいち笑いでぶっ飛ばしてくるスタンスが楽しかったです。

 

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain 勢いだけでは多い隠せないノイズも少々。

まぁ、とはいえ警察無能すぎ問題はどうしてもついて回りました。クリーピーの感想でも同じことを申し上げた気がしますが、物語の辻褄、演出の都合にあわせて警察が下手を打つのが気になりました。

本作は警察が総動員されるシーンが2つ用意されているのですが、まだ1つ目は先述のギャグタッチな演出でからくもカバーしているとして、2つ目に関しては最悪でした。

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警察が「雑魚モブキャラ」としての役割しか担っていなかった。

それに加えて、そもそも終盤に用意されているある展開について、実は全体的にノリきれず「静の行動は、もっと他にやりようがあったんじゃないの。」と思ってしまったのですよね。

よくよく考えるとあの展開って、おとなしく通報していたとしても最終的にあの人に対しての結果は変わってなくない?とか思ってしまいまして。だから結局、静は何がしたかったのか、どういう結末にしたくてあの行動を取ったのか、よくわからなかったんですよね。(ネタバレ避けるために指示語多用したら意味わかりませんね……)

むしろ、「この映画をこういう結末にしたい」というシナリオ都合ありきで静を行動させてるように映ってしまい、彼の行動原理が汲み取りにくくなったのではないかと思います。…まあ、これは単に僕が好みじゃなかった点を理屈っぽく批判してるだけかもしれませんね。その後からラストまでは大好きです。

 

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain 「この仕事、ほんっと最高ですね~~~。」

パパラッチという職業を静は「ゴキブリかドブネズミ以下」と称していましたが、メキメキと上達して仕事をこなす二人を観ていると、倫理観はさておき僕たちは少なからず魅力的に思えたはずです。これって結局どの仕事にも通じるところがあって、「努力して」「工夫して」「上達して」「成し遂げる」というプロセスは何物にも代えがたいほど魅力的で、楽しいんですよね。そう、楽しいんですよ。

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二人がめっちゃ楽しそうに仕事するんですよ!!こっちも楽しくなってくる!!

自分語りで恐縮ですが僕は社会人なりたての頃は接客の仕事をしてまして、個人別の販売数スタッフで競うような職場だったんですよ。で、入社当初は「なんだこのクソみたいな仕事?」と思いながら働いていたのですが、半年くらいしたらお客様の風貌や会話の端から最適な営業トークをみつけて、バッシバシ売りまくるようになったんですよ。あの時めっちゃ思いましたね。「物を売るの、楽しい~~~~~~~!!!!!!」って。

今は社内SEに転身したのですが、たまに昔を振り返って思います。「バチバチの接客業で売り散らかしてたあの頃の俺、輝いてたな…」と。(あ、このくだりクソつまんねえから忘れていただいて結構です。)

ともかく、仕事ってこういうとこあるよなーーーーって思いながら観てました。 この映画から「働く喜び」を汲み取らせようなんて制作サイドは意図してないでしょうけども。

 

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plainまとめると、この映画、めちゃくちゃ良かった。

なんか途中で文句も言っちゃいましたけど、この映画大好きです。「バクマン。」に続いて大根仁監督に寄せる信頼度が確実なものとなる一本でございました。

主人公二人以外に触れませんでしたが、周囲を固める登場人物もおしなべて素晴らしく、特にリリー・フランキーが良かったですね。もう「お手の物」としか言いようがない。初対面の人と対峙したときとりあえず匂いを嗅ぐところとか最高。(?)

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こういう役やらせたら右に出るものはいない。

思い出して笑っちゃうようなシーンも沢山ありますね。個人的にお気に入りなのは「吊り橋効果だーーーー!!」って叫びながら開き直るシーン。

満を持しての(?)ベッドシーンはとても美しくてホロリと来てしまいましたが、ずっと下着つけながらの行為だったのがどうしても不自然にみえてしまい、残念でした。いや、別に裸が見たかったから残念とかじゃなくて!客観的に不自然だったな~って話!!

細かい話で言えば最初と最後のショットがリンクしてましたが、あれはドローン撮影ですかね?とても印象的でした。そしてそして、何より愛を感じるエンディング!!!「バクマン。」ほどサプライズ感は無かったけれど、あの余韻に対してあれをバックに流れるクレジット、最高でしょ…。サービス精神旺盛な監督だなと思いました!!

いやーーーーーー、監督決め打ちで観に行くのも良いものですね。2016年の邦画祭りは最後まで続きそうです。 

 

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そういや居酒屋で静と別れたあとの定子(吉田羊)に絡んでたおっさん、後で出てくると思ったらあれだけで笑った。 

おわり

 

聲の形 感想

とっても前向きな映画に感じられて、非常に嬉しかったです。

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原作の知識:かなり以前に読みまして、あえて再読しない状態で劇場に足を運びました。

本記事のネタバレ:予告以上のネタバレはしませんが、細かな点には触れます。

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain  「元気を貰える、ポジティブな映画」と受け取った。

僕が原作を初めて読んだ時の第一印象は「鬱々とした漫画」というのが正直なところで、素敵な作品だとは思ったものの読後は胸の苦しさが残りました。しかしながら本作は視聴後にとってもポジティブな感情が湧いてきたのです。どちらが良い悪いなんて話は結局のところ好みの問題だと思いますが(「セブン」は最悪の後味だけど最高の作品ですし。)、こと本作「聲の形」として、この肯定的なバランスで物語を描いたのは大、大、大成功だと思うんですよ…!

なんだろう。観終えた後、すごく嬉しかったんです。観に来て良かったーーー!僕も頑張ろう!!って、なれたんですねーーーー!それが嬉しかったんですよ!!

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見方は人それぞれでしょうが、「鬱アニメ」では無いですよね。

例えば原作で言うところの第1巻、小学生時代を描くエピソードは、直視できないほど心をえぐられるような物語なんですよね。で、映画だとどう描かれていたのかというと、よりフラットな捉え方をされているのような印象を受けました。これがとても良かった。

…とは言っても、彼らがとる行動や起こる事象それ自体に改変は施されておらず、話の重さは変わっていない。要は見せ方の工夫なんですよね。スタイリッシュな演出というと語弊まみれですが、画があっさりしていて、変に強調しない。くどくどしない。

本作の登場人物に対して受ける印象は、人により千差万別だと思います。好意もあれば悪意もあるはずです。しかしあまりに偏った視点で彼らを見続けると、恐らく物語自体も歪なものになってしまう。だからこそ、こうしたフラットさが、我々観客の心持ちに対して非常に活きていると思うのです。原作では気づかなかった「こいつ、こんな奴だったんだな~。」という発見もありました。

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主人公、石田将也。彼の内面・人間性を映画で改めて再認識することが出来ました。

また先述した「前向きさ」という点において、山田監督曰く、例えば「黄緑色のような心の和らぐ色をあえて画面に増やす」等、無意識的な部分に至るまで細やかな工夫を凝らしているそうです。つまりネガティブの排除は意図的だということですが、まさしくその技術が、その手段が、ビシッと意図通りに作用して、この作品を良きものにしていると思いました!!あっぱれや~~~~~~。

この物語は「障碍」よりも「コミュニケーション」がテーマのお話なので、変に余計なバイアスがかからないように細心の注意を払ってるでしょうし、とにかく拘りに拘りを重ねたことがよくわかる作品です。だからこそ僕らは、気軽に、自然体で享受できるのだと思います。まったく懐の深い作品です。

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain的確な演出。そして「映画だから味わえる体験」!!

前トピックでも申し上げました通り、演出の意図がすごく的確なんですよね。

例えば、西宮さんは手話で話すので、内容が我々にもわかるように手話を追ってキャラクターが声に出してくれます。しかしある一つの見せ場シーンだけは、声無しで手話単体の演出になります。でもその手話の内容は、僕らもよく知ってるポーズだからちゃんと意味も理解できて、それが刺さる刺さる…!なんて粋な演出……!! とか。

はたまた、ある言葉の手話が繰り返し使われることで僕らもその手話の意味を覚え、同じようなシーンで「この手話がまた登場するはずだ」と思わせておきつつ、しかし西宮さんは違う手の形をする。「あれ?」と無意識レベルで違和感を感じさせつつ、それが次の展開の布石になってる…とか。

とかく、何かにつけてめっちゃスマートに魅せてくれるから文句のつけようがない。

(あれから原作を読み直してないので、この辺りが原作準拠だったらすみません。)

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特にとあるシーンなんかは、作品を「映画化」することにめちゃくちゃ意義が感じられる仕上がりで、いわゆる5億点、良すぎ帝国でございました。僕が劇場に足を運んで映画を観る理由って、こういう体験をするためなんだよなぁ…と、再認識しました。

こういうシーンを一つ観れただけでも「映画を観にきてよかった!!!」って思えるんですよね。具体的にどのシーンか事前にお伝えすると、逆に身構えて観てしまうことになり第一印象を損なうと思うので、こんな書き方しかできませんが…。是非、劇場でみてほしいと思います。

 

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain せっかくの京アニ、萌豚らしくキャラクターを語ろうか。

本トピックは予告編に無いネタバレを含みます。(公式サイトには載っている程度の情報ですが。)

あのさ~~~~~、植野直花ちゃんってキャラクターこんなに可愛い子でしたっけ??????びっっくりした……原作読んだ時にノーマークだったキャラクターがめちゃくちゃ可愛い可愛い……登場当初は「なんだこのクソ女は」って感じの子なんですけど(言い過ぎ)、よくよく観ていくと彼女は彼女なりの理があって、彼女の苦悩も垣間見えて、そこにグッときた……とかもありつつやっぱ大前提としてルックスが好みすぎるよね~~~(なんなんだ。)

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事なかれ主義の権化みたいな西宮さんとは対極をなす直情的女子高生。水と油。(可愛い。)

あと西宮硝子ちゃんのキャラデザはフワフワ感がすごい。フワフワ。フワフワしてらっしゃる。このフワフワ感は劇場で味わわねば。(もうこの辺から適当なことしか言ってないのでブラウザ閉じて大丈夫ですよ~~~。)

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そして大本命、結弦ちゃんの話をしましょう!!お待たせしました(?)もうこの映画、結弦ちゃんの映画でしょ。(暴論)僕はこんな妹が欲しかった。MVPは結弦ちゃんに決定です。どうぞよろしくお願いします。

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何卒よろしくお願いいたします~~~~~~(?)

結弦ちゃんの何がそんなに良かったのか考えてみたのですが、まず将也に「なつく」感じが良かったのだと思います。「親しくなる」でも「好意を持つ」でもなく、なつくんですよね。その距離感が年相応でまず可愛いのと、それでいて彼女は「自分がしっかりしなきゃ」って常に思ってるんですよね。でも当然、もろくて壊れやすい。

将也はそういうとこをちゃんと支えてあげるし、結弦は結弦で、将也のダメな部分をフォローしてくれてる。そのちぐはぐなコンビ感もいい。本作のベストキャラクターは結弦ちゃんだと思います。

あとはマリアね。常に「にっこーーーー」ってしてるの癒やされるね。小動物か。

 

てなわけで、

日本アニメーション映画立て続けにビッグな作品がきてクラクラしております。

是非、劇場でご覧いただきたいと思いました。

 

おわり。