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映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

インターステラー 感想

これなーーー…うーーんうーん、結論から言って僕は微妙でした。つまらなかったんじゃない。楽しめなかった。そんな具合です。

砂埃など自然災害によって人類滅亡に貧した地球を、そして何より愛する我が子を救うために宇宙で新たな移住先を探す、家族愛とSFを融合した映画なんだけど、実はそもそも予告を見て受ける印象からして大して興味が持てなくて、しかし周囲があまりにも絶賛していたので重い腰を上げて見に行った映画であった。しかし個人的には先述の通りいまいちノリきれなかったという感じでした。うーんうーん。

何がノリきれなかったのか。恐らく一番には俺にSFリテラシーが無いんだな…というか、俺は宇宙に興味が無いんだな。というところ。例えば天文学的な長距離移動を実現するためにワームホールに入るシーンがあるんだけど、こういうシーンで「うおおおおワームホールこんな形状してんのかよ!!」みたいな興奮は一切ないのね。いや、これ言ってしまったらそもそもなんでこの映画見に行ってん…って感じなんだけどね。 加えて自分にそもそもの読解力も無さ過ぎて、このスケールの大きな設定を理解するまでに時間がかかって本筋を楽しめなかったのも痛いところ。ちゃんと劇中で説明があったにも関わらず理解出来なかったんだから、これはもう僕サイドの責任です。アホは罪ですね。例えば、主人公が飛び立つ前にもあらゆる飛行士達が各所の星を探索していて、移住出来ない星を探索してしまった人は見殺しにされている…という前提を把握したのもかなり後のほうだったし、更に言うなら地球の時間と宇宙の時間の進み方が異なるというのもピンとこなかった。そういった理由で、次にどの星へ向かうかという決断がどれだけ重いものかイメージ出来ないままストーリーを追ってしまったし、いろいろ勿体無いことをしてしまった。こういったところはSFリテラシーがあれば頭にスッ…と入ってきて疑問点のノイズを排除してストーリーを楽しめたのではないかと思うので、本当に映画の魅力が半分も伝わらないような視聴の仕方をしてしまった印象があります。うーんうーん、もうちょっとSF勉強します。まあ今後も好きなジャンルにはならないやろうけども。ともかく、いろいろ理解できた今もう一度見れば評価も大きく変わる可能性がある映画でした。

じゃあもう一度見ようと思うのかといえば、そうでもない。なんせ長い。これは声を大にして言いたいけど、俺の中で映画の尺が長いというのは短所にしかなりえません。絶対ダレる。具体的に言うならば、氷点下の星でアイツがあの行動に出るシーンの時点で個人的には既に割りとグダってたから驚きが半減していたりである。映画は短いに越したことはない。なんせ「長いな」と感じた瞬間、映画の世界から現実に引き戻されるからね…。

引き換え、前半の家族シーンは良かった。最大のカタルシスはラストのオチでもなければ、TARSの変形シーンでもなく、寂しがり屋の娘に行くな行くなと喚かれながら後ろ髪引かれる思いをこらえて宇宙へ旅立つシーンですわ。間違いない。ていうか幼少期のマーフかわいすぎでしょ。マッケンジー・フォイちゃん。名前覚えました。あの寂しがりの娘との、涙ながらの別れ。1日でも1分でも早く再会したい気持ちがひしひし伝わってくるあのシーン!! からの、第一の惑星に到着、からの、大失敗。そして、「今の大失敗の間に地球では23年間の月日が流れたんだぞ!!!」という心からの嘆き。愛する娘を独りにさせて23年も経過してしまった上に、なんの成果も得られていないなんて!!! これは……これは、胸にくる。前半のシーンが活きている。息子から一方的に送られてくるビデオレターの時系列とかも含め、あの場面は非常に良かったなあ~~。

そして最もこの映画特筆すべきは音楽の良さです。ハンス・ジマーという作曲者なんだけれど、これは何を隠そう個人的今年のベスト1映画であるところの、アメイジングスパイダーマン2の曲も担当しているスゴイやつである。(ちなみにNo.1映画にアメスパ2を挙げると必ず同意を頂けないが、俺が好きだから、それでいいのである。)

長い映画だなあと思いつつもグッとくるシーンはちゃんとグッとくることが出来たのは、音楽の要因が非常に大きいのではなかろうか。作品に関してこれだけイマイチイマイチ言っておいてサントラだけはほしいレベルでございます。

あとIMAXで見たから迫力も凄かったんだけど、静寂からの途端の大音量はびっくりするだけだからマジでやめてくれと思いました。おわり。