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映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

フォックスキャッチャー 感想

レンタル開始されてから詳しく感想書きます。有楽町の映画館はマナーが悪すぎる!

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「なぜ大財閥の御曹司は、オリンピックの金メダリストを射殺したのか?」という公式のフレーズの通り、これは実際に起こった金メダリストの射殺事件を描いた映画です。御曹司デュポンが金メダリストレスラーを射殺するに至るまでの心情の動き、葛藤が映し出されるわけだけど、それにしてもこの映画、セリフが少ない。そして暗い。表情、身体の動き、そういった描写を読み取る必要がある。レスリングの映画らしく、肉体で語ってくる。

突然ですが「なつみSTEP」という動画をご存知ですか。可愛い少女が小動物のキャラクター達と戯れる動画で、見た人のほとんどは「癒される」「可愛い」といった感想を持つんだけれど、実はその舞台設定は死後の世界で、恋人との別れが原因で駅のホームで飛び降り自殺した少女が地獄へ向かうお話なんですね。で、実際それを知ってからもう一度動画を見直すと随所でその痛ましさが感じられて「この切なげな表情にはそういう意味があったのか!」と、全く違って見える。

この映画も、デュポンやマークの心情は言葉で説明されない。表情筋を、仕草を、目の動きを、味わい尽くす映画なんです。セリフを追ってるだけだと全編通してみても尚、「なぜ大財閥の御曹司は、オリンピックの金メダリストを射殺したのか」全く共感できないまま終わってしまう。むしろ射殺が唐突にさえ思えてしまう。だから、いつにも増して集中して鑑賞しないといけない映画なんです。にも関わらずですね。有楽町の映画館は後ろの人が座席の背中を蹴ってくるわ、スマホの光がちらつくわ、上映始まってから入って席を探し出す人もいるわ、全然集中できなかったんですなーーーくっそーーーーー!! あと個人的な失態としてはコンタクトが片方取れてしまってつけるのに苦労したり、疲れててウトウトしてしまったり、っていうか根本的に自分の読解力が無かったり(多分これが原因のほとんど)、ともかく一度観ただけでは感想をまとめられるほどこの映画を飲み込めなかったんですなーーーー。ということで、レンタルリリースしたらこの下に追記します。ほぎゃーーーー;;;

 

それにしても、観終えた後にラジオで聴いた宇多丸師匠の解説があまりにも素晴らしく、同じ映画を見てここまで情報量が違うのかと泣けてきました。物語を読み解ける地頭の良さが羨ましすぎる。この解説を聴いた上でもう一度視聴するのが楽しみです。