映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

キャロル 感想

美しすぎる。

f:id:ma2baga2:20160305171607p:plain

本記事のネタバレ:物語に対するネタバレなし。細かなシーン内容には少し触れます。。

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plain 美術、衣装、女優 全てが美しい

この映画は1950年のアメリカが舞台なんだけど、この1950年のアメリカ感がまずすごい。衣装とか、車とか?すごいんですよ。1950年アメリカ感すげーーーー!!この映画、めっちゃ1950年アメリカしてるーーーー!!!あのパッと観ただけで1950年ってわかる感は何!?俺、1950年とかまだ生まれてないのに!!!…語彙力を助けてくれ。

で、なによりキャロルの美しさは勿論のこと、テレーズという女性を演じるルーニー・マーラが、も、もう・・・もう、お美しすぎでしょ・・・お美しすぎる・・・可愛すぎる・・・美しいし、可愛い・・・この映画の魅力の9割はテレーズのお美しさでしょ・・・・もうこういう何の中身もない感想書いてる時が一番楽しいよね・・

・・(思考放棄)

f:id:ma2baga2:20160305190350p:plain

ああああああああ女神かな?????? 髪型がいいね~~~~(適当)

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plain 感情移入出来ない とは…

まあこうやって記事の最初の方から作品全体ではなく役者の演技や美術を褒めるときは大体僕にあわなかった場合なんですね~~……

さて、「感情移入出来ませんでした。」っていう批判よく聞くけど、感情移入できない映画=悪い映画とは今まで思ってなかったのね。ナイトクローラーとか、全く感情移入出来ないけどめちゃくちゃ楽しかったじゃないですか。でも、ことさら今回の映画に関しては感情移入出来ないことが割りとハッキリとマイナスに繋がった気がするんですよ。

うーーーん自分でも何故ノリきれなかったかハッキリわからないんだけど、同性愛を病気と認識されていたような1950年代という背景を知識として知っていてもイメージがついていかないというか、いまいちキャロルの肩身の狭さに共感が出来なかったのかな。そしてここが一番解せなかったんだけど、キャロルとテレーズの関係とは別にアビーっていう女性がいて、このアビーはキャロルと互いに絶大な信頼を持ち合ってる親友で、いくらテレーズと良い感じで愛し合ってても正妻はアビーなんじゃないのか?と思ってしまってなんともかんとも…。窮地に立たされた時に頼るのもアビーだし、いまいちキャロルがテレーズに本気であることが伝わってこなかったのかもしれない。だからテレーズがちょっと可哀想に見えてきてな……うーん…ノリきれなかった。

感情移入まではしなくてもいいけど、主人公のキャロルが何を考えてるのかちょっと理解でき無さ過ぎたのかもしれない……かもしれない運転……。

f:id:ma2baga2:20160305222812p:plain

でもテレーズ可愛いから大丈夫ですよこの映画(?)

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plain なんやかんやでテレーズかわいい上質映画

いやーーーー文句言っちゃいましたけどね、すっごい映画ですよこれ!!キャロルとテレーズを演じる二人の女優、これがねーーもう…観てるだけで蕩けそうになるから…タバコの吸い方、視線、溜息、そういうのですごい情報量を込めてくるのも秀逸だし、まあそんな小難しいことは抜きにして二人が居るだけで画面美しい…美しい…画面が美しいのよ。画面がずっと美しいから少なくともそれだけで観てて楽しいしね。

例によってたまむすびで町山智浩さんがこの映画を紹介してるんだけど、そのような観方があったのかと目からウロコな解説でとても楽しかったので鑑賞後に是非聴いてほしいです。今、この作品が創られる理由がよくわかりました。

f:id:ma2baga2:20160305223405p:plain

ああああテレーズ……天から舞い降りた女神…

あと、最初は昼食も自分で決められないほどに自らの意思を持てなかったテレーズが、キャロルとの出会いで変わっていく感じがよく分かって良かったですね。モーテルで、「普通の部屋と豪華な部屋があるよ」と受付の人に言われて普通の部屋を選ぼうとしたキャロルに「豪華な部屋でもいいんじゃない?」って口を挟んでいたりとか、何気ない変化を見いだせたりするのが粋ですよね。

キャロルには感情移入出来なかったけど、テレーズの立場はまだ身近に思えたな。遠い遠い存在に思えたキャロルが少しずつ近づいていき、近くに居れたと思ったら急に遠く突き放されたように感じたり、分かり合えたとおもったら相手のことが途端にわからなくなったり、そういうのってあるよね……。

心に沁みて沁みて仕方ない人もいると思います。涙が止まらない人がいても驚きません。でも僕みたいに、画面が綺麗だっな~って思いながら劇場を後にする人もいると思います。間違いなく「上質な映画」でした。ごっちゃんです。