映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

ズートピア 感想

最高の一言に尽きる。

多方面から絶賛しないといけないから今日は忙しくなるぞ~~~!!

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本作のネタバレ:ネタバレなしのつもりです。核心を避けつつ細かなシーンに触れます。

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plain 極上のセンス・オブ・ワンダー。ディテールの何から何まで面白い!

このズートピアという世界は、肉食動物から草食動物まで、人間さながらの理性と知恵を手に入れ誰もが自由かつ文化的に過ごしている世界が舞台なんですけれども。そこには小さなネズミから巨大なゾウまで、いろんな種族がいるわけです。だから当然、「全動物が共存するって言ったって、冷静に考えて巨大なゾウと小さなネズミが共存するって物理的に無理でしょ(踏み潰されたりとかね)。」という疑問が浮かぶわけです。しかし、しかしですよ。このズートピアという理想郷には、"全動物が共存するための工夫"が驚くほど凝らされていて、それらを見ているだけでもクラクラするほど楽しいのです!これは、いわゆる一つのセンス・オブ・ワンダーでしょ!!!おっもしろーーーい!!FOOOO!!!(雑テンション) しかもそういった説明部分のために時間を割くなんてことはせず、あくまで物語の進行上の背景として「ああ、この街はこういうシステムになってるのね!」とか「こういう建築構造設計になってるのか!!」という気付きがあって、それがもう、もう、くう~~~~~!!!!!ってなるほど面白い!!!(絶望的な語彙力不足)

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ジュディが故郷を離れるシーンひとつをとっても電車に大中小のドアが設置されていたりして、うおおおおおおおおおお!!!楽しい!!楽しい!!!ひゃっほ~~い!!!(雑)

…ってなところで、今日はどんどんいきましょうね!!絶賛したいところがたくさんありすぎる!早くニックとジュディのイチャイチャ感について話したくてウズウズしております!!

(参考)動物に文明を!ズートピアってどんな街?的な紹介動画。

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plain極上のバディ・ムービー。いつまでもこの二人を観ていたい!

練られた脚本や痛快アクション、思わず笑っちゃう小ネタ等についても早く言及したいけど、もう我慢出来ないから先にこの話しましょう。本作はジュディ(主人公の新米警官ウサギ)とニック(詐欺師のキツネ)のコンビが最高すぎるんだよ~~~~ああああああ!!!!ディズニーが!!!僕らを!!!!殺しにかかっている!!!

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斜に構えたニックが真っ直ぐなジュディにほだされていく様は「萌え」そのもの。

凸凹コンビが力を合わせて困難を解決!というのはバディ・ムービーの醍醐味ですが、双方に「世の中を冷めた視線で見ているベテラン詐欺師のキツネ」と「猪突猛進の熱い新人警官ウサギの女の子」を据えた時点で、制作陣は勝利を確信したことでしょう。字面だけでも最高かよ……。

まず二人の馴れ初めなんですが、完全にジュディがニックにやり込められるくだりから関係が始まるんですよね。ニックの詐欺(?)の手口があまりに洗練されていて「こやつは一筋縄ではいかないクセ者ですぞ」ということがわかっていくと同時に、それが先述した「共存世界」ならではのヤリ口だから、手口そのものを見ているだけでも超楽しい!!! 更に更に、ニックのああ言えばこう言う、口減らずなふてぶてしさや、世の中を斜に構えつつもやけにリアリストな佇まいは、夢に真っ直ぐなジュディとは水と油。「うさぎは畑でにんじんを作る他ないんだよ」と言葉を吐き捨てて去っていくのです。……しかし見てるこっちは、この時点でもうニヤニヤが止まらないのよね。だってこいつらがゆくゆくは唯一無二の相棒になっていくということくらいは僕ら観客のほとんどが既に予想しているのだから。序盤で二人が相反していればいるほど、後に用意されているであろう、結束されてゆくエピソードに期待してしまうというもの!!!

ああ、これからジュディはニックの飄々とした性格に手を焼きながらも持ち前の一直線な行動力と前向きさでニックの心をこじ開けていくんだなと思うと、ああああああ今からニヤニヤニヤニヤが止まらない!そして期待に胸高鳴らせる僕たちの天空にそびえ立つ高すぎるハードルを、この二人はいとも容易く超えてくれるんですよ!!!お前ら最高のコンビだよ…はあ…萌えを感じる……萌えを感じる……。

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ジュディが慌てふためくとニックが嬉しそうにニヤニヤしてるのを見て、観客の僕らが更にニヤニヤしてしまうのである。

あまり言うとネタバレになりかねないのでこの辺にしておきますが、二人が同盟を結ぶ状況にいたるくだりも、バディムービーあるあるの「一度は決裂してしまうけど仲直り」的なくだりも、めっちゃスマーーートなんですよ。湿っぽくならない。尾を引かない。そしていちいち僕らは何度も何度も心の中で呟くわけです。「お前ら最高かよ…。」 

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plain極上のエンターテイメント。終始ワクワクが止まらない!

先ほどニックの初登場シーンがめちゃくちゃおもしろいと特筆しましたが、別にそのシーンが頭抜けて面白かったわけではなく、言ってしまえば1時間48分全編にわたりずっと面白いのです。これは本当に凄いことです。工夫に工夫を重ねられた集大成に、観ていてワクワクが止まらないんです。この映画、ファミリームービーとして侮ることなかれ、驚くほど先が読めなくてハラハラするし普通にストーリーのクオリティもめちゃくちゃ高くて、面白いんですよ!!面白いんやああああああああ(「面白い」以外の語彙がない。)

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萌える主人公コンビ×ディティールの工夫×話の面白さ=最高。

序盤で提示されていた「行方不明者を見つけ出す」という目的を果たすため捜査を進めていくうちに、もっともっと巨大で凶々しい闇が引きずり出されてゆき、「この話どこに収束していくんだ!?」と思うや否や、それまでの「探偵モノ」としてのワクワク感からは想像もできないほど深い深い部分へと入り込む…。そして、後半へ進むに連れてそのメッセージ性が顕となることで「大人たち」への射程をもグイグイ広げてゆき、物語を追っている僕達は、多様性に富んだ動物たちを前に、はたと考えさせられる。「僕らは偏見を持っていないか?僕らは差別していないか?」………まるで、客席から舞台を眺めていた僕らに向かって「自分はどうなんだ?」と鏡を見せられたかのような……。しかしながら、この表現には少し語弊があります。そんなに重苦しい話ではないのです。というのも、あくまで全てのメッセージはエンタメの範疇に込められているからです。つまるところ全く説教臭くないんです!!そう、ここがとても重要なんです。本作は、深い深いメッセージ性を内包しつつも圧倒的なまでに「楽しい映画」なんです!!!!これだけ深いテーマを語りながらも、お子様にとっても「みんな違って、みんな良い」という実にわかりやすいメッセージとして受け止められるのがまたすごい!なんて、なんて意識の高さで創られた作品なんだと、打ち震える他ありません。なんなんだ?なんやああああああああああああああああああああああああああああああ(雑)

f:id:ma2baga2:20160125005641p:plainとにかく、どこをとっても面白い!!!!

更に特筆すべきはギャグシーンの洗練され具合!もとより要所要所へ挟まれるギャグシーンはディズニーアニメ映画の十八番でしたが、特に今回は究極体の域に入ったのではないかと思います!あまりにキレッキレなギャグパートの連続で、劇場内は初日ということもあってかドッカンドッカンとウケておりました。

そして上映終了後、「あそこがよかったよね!」と細かいシーンを語りたくなるような映画でもあります!!!個人的な例を挙げるならば、「初出勤時のアウェイ感が昔の自分と重なって辛かった…」とか、「新米警官として雑用を押し付けられるも、その雑用を完璧にやり遂げることで見返そうという発想に至るジュディの心意気に惚れた…」とか、序盤のシーンだけ切り取っても熱く語ってしまう話題は尽きません。

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嗚呼、ジュディ…なんて強い子なんだ……(涙)

感想の収集がつかなくなり始めたので強制的にここまでといたしますが、ついに今年ベスト級が来てしまったのではないかという印象です!何を差し置いても、「ともかく面白い!」普段より長文になってしまいましたが、面白い!ってことが伝われば万々歳です。ゴールデンウィーク映画ラッシュ、お忙しいのは重々承知です!しかし、しかしこれを観ずして何を観る!?と、僕はそう思います!最高!!!!(あ、個人的には字幕版がオススメ。)