映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 感想

よくぞ、ここまで。 

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本作のネタバレ:核心を避けます。細かなシーンに触れます。

実はもう結構前に観たのですが、周りの熱量ある感想記事を読んでたらもう満足しちゃって、僕から言うことが何もなくなって放置してました…。(ひどすぎる)ということで、割りと置きに行った感想で恐縮ですが、今更ながらしたためます。

f:id:ma2baga2:20160507144218p:plain 誰が見ても無類に面白い!練りに練られたアクションシーン

明快な脚本にも称賛を贈りたい一方、やっぱりまず第一に特筆すべきはアクションシーンの楽しさでしょう!アクション映画で間違いなく現在の世界最高峰に位置するものを大画面で観れるんだから、こんなに贅沢な話はないと思います。

まず冒頭のアクションシーン。これは本作でチームが真っ二つになる大きな要因となった「アベンジャーズが戦闘上で起こす二次被害」を描くためのシークエンスであると同時に、その個性に富んだ戦いっぷりはマーベル・シネマティック・ユニバースファンが「これこそ観たかったんだ!」と思えるファンサービスとなっており、更に新参者に対しても「なんか派手にドンパチやってて面白え!!!」という広い受け口としても成立しているわけですよ。クオリティの高いアクションシーンってのは、その存在だけで映画全体の魅力をググッと引き上げているように思います。

そしてそして、このシーンで特に輝いていたのはブラック・ウィドウちゃん!重装備のマッチョマン達を普段着でしなやかに薙ぎ倒す姿はなんと美しいことか! あと、彼女の「バイクは1回限りの消耗品」と思ってる感が最高に良かったです。乗っては捨て、また拾って乗っては捨て、君には駐車という概念がないのか。

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ビジネスカジュアルみたいな服装で敵を蹴散らすナターシャ様…美しい…。

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え、エロかっこいい…ありがとうございます……ありがとうございます……

f:id:ma2baga2:20160507144218p:plain 一度観ただけで頭にすんなり入ってくるストーリー

なんか頭の悪そうなトピックタイトルをつけてしまいましたが、これが非常に大事だと思うんですよ。こと今回に至っては内部決裂がお話のテーマなので、特にチーム分断に至るまでの内容が杜撰だとゲンナリしていたところですが、前半からテーマ性を明確に打ち出しており、キャップとアイアンマンの相反する正義においても双方しっかりと納得がいくもので、こいつはもうお見事の一言でございます!!エイジオブウルトロンは正直その辺が全然ノレなくて「こいつら何やってんだ……?」状態だったのに対し、これ以上ないほど鮮やかな汚名返上を成し遂げてくれたのではないかと思います。

そういや本作のような「どちらも争いを求めてないのに、戦いが止まらない…!」というシナリオで言うならば、最高峰は猿の惑星ライジングだと思います。あれほんとに良かったよね~~~続編まだかな~~~~~????あ、この一文は絵に描いたような蛇足ですね…次行きましょ…。

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どっちの理も至極真っ当ゆえに、チーム内の軋轢がより居た堪れないものになる……!

ちなみに僕は予告編(「友のためなんだ」「私もだろ?」って言い合うやつ)を観た時、バッキーが洗脳の溶けていない状態で暴れ散らかして周りに迷惑をかけまくるストーリーだと勝手に想像してたのですよ。痺れを切らしたアイアンマンチームが彼を取り押さえようとするも、バッキー厨のキャップが「友達なんだ」の一点張りでそれを阻止してみんなウンザリ…という流れかと思っていたのですが、そんなことなくて本当によかった。「俺だ!思い出せ!」とか言いながら一方的にボコられるキャップを観なくて済んでよかった!ていうかよく考えたらそれもうウィンター・ソルジャーの最後の方でやってたもんな…。

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とはいえ、「バッキー厨」という部分は大正解でしたけどね~~~~まったく~~~~。

f:id:ma2baga2:20160507144218p:plain こんなスリリングなカーチェイスシーン観たことない。

アクション映画にカーチェイスはつきものですが、正直カーチェイスなんてやり尽くされてますよね。どれだけ工夫しようともやってることは車同士で追いかけ合うだけですから、カーチェイスの枠組みからは逃れられず、レパートリーに限度はあるじゃないですか。しかしながら本作はカーチェイスの枠組みを超えてきました。いや、最早あれはカーチェイスと定義していいのか…?簡単に説明すると、なんか道路でバッキーとブラックパンサーが車と同じ速さの追いかけっこをするシーンがあるんですが(言ってること無茶苦茶)、これがもう~~~スリリング!スリリング!どれだけ工夫に工夫を重ねればこんな画が出来上がってしまうの!!??わけがわからん!もうこれはいくら文章で言っても仕方ないから是非観てほしい!ワクワクが止まらない~~~どひ~~~~~!!

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逃げるバッキー!そして…

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追うブラックパンサー!(ここでカーチェイスの概念が崩壊。)

とまぁ、こんなカーチェイス観たことない!って感じです。想像を絶する試行錯誤と工夫の賜物なんだろうなと容易に見て取れます。その甲斐あってまぁ~~~楽しいわ楽しいわ。最高です。

Wikipediaのカーチェイスというページには

時にそれは自動車、あるいは二輪車以外の乗り物であったり(自転車、馬車、鉄道、モーターボート、ヘリコプター、飛行機、宇宙船など、あるいはそれらと自動車との対決)、また自動車そのものが通常の乗用車ではない特殊な車や現実にはない車やCGを用いた演出であったり、

 と記載がありましたが、「生身の人間」もついにノーミネートですかね。いや、それは最早カーチェイスじゃなくてただの追いかけっこじゃないのか…でもカーチェイスなんだよな~~。あ、今日の記事、頭の悪さがすごい。

f:id:ma2baga2:20160507144218p:plain オールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ!!!

なんやねんこのタイトル…。

ともかく、満を持してのアベンジャーズ両チームの戦闘シークエンス!!!このお祭り感は本当に凄い。口元ゆるみっぱなし!!先ほどからアクションシーンを褒めちぎってますが、その中でも最高オブ最高なのが本シーンなので、もう推して知るべしとしか言いようがございません。「やめて!仲間同士で争わないで!」とか思ってたら、戦闘始まった瞬間に「いけいけいけいけ~~~~~!!!!」って感じでした(ひどい)。最高。

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この中だったらスカーレットウィッチの一強なのでは…とも思えるキャップチーム。

中でも新入り組であるアントマンスパイダーマンが本ッ当に良いキャラしてましたね!特にスパイダーマンに関しては、サム・ライミ監督手掛ける初代スパイダーマンとは異なり、彼の最たる持ち味と言ってもよい"戦闘中にペチャクチャしゃべりまくり"を体現してたのが尚よかった。自身が戦う理由をトニー・スタークに打ち明けるシーンだけを観ても「大いなる力には大いなる責任が伴なイズム」を感じることが出来たのもよかった。あと!これは本当に言いたかったんだけど、慣性の法則を駆使した戦闘めっちゃおもしれーーーーなああああああああああああ!!!???最高最高最高!!!オールスター戦、どれも楽しかったけど一人選ぶならばスパイディーがMVPです!彼とキャップの戦いはベストバウト!!

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とはいえコスチュームはアメスパの圧勝ですね。っていうかこれ、東映版っぽくない?

そして遠心力、慣性力を使いこなすスパイダーマンに対して、アントマンが物理法則を無視する存在という意味で対極の位置になってるのが面白いですね~~~。サイズが変幻自在だなんて、やっぱこれくらい明確な特長を持ってると戦いへの華の添え方も違いますね。「おいおいおい、そんなのアリかよ!!」という技を乱発する彼の勇姿は必見です。アントマン単体の映画も良かったよなあ。感想はこちらでございますよ。

 

もうここまできたら、文句のつけようが無いと思います。あえて言うなら登場キャラが他作品に渡りすぎて相関図リテラシーのハードル上がりすぎってことと、中でも視聴必須のエイジオブウルトロンがそんなに見直したくなるほどじゃないってことですかね…でもこれエイジオブウルトロンの問題やしな…。 おわり