映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

ファインディング・ドリー

昔書いた記事のお蔵出しです。

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本作のネタバレ:ネタバレなし。細かい内容については触れます。

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain 主人公ドリーを観ているだけで楽しい!それだけで魅力的!

本作で最も魅力的だったのはドリーというキャラクターそのものでした。

彼女は忘れん坊という言葉だけでは片付けられないほど忘れん坊で、例えるなら「ちょっとニンジン買ってきて!」「ニンジンね!いいよ!で、何買ってくるんだっけ?」とか、そういうレベルの忘れん坊なんですよね。そんなドリーに周囲はイライラしてしまうこともあるけれど、それでも皆ドリーのことが大好きで、何故なら彼女はとても一直線で、忘れん坊ゆえか、誰かを恨むこともない。根に持たない。彼女を通せば全てポジティブに還元されちゃうのです。

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誰とでも友好的に話しかけるドリーを見てるとそれだけで良い気分になる。

彼女はとにかく一直線だから行動力が半端じゃありません。考える前に身体を動かします。だから物語が停滞することもなく、ウジウジ展開が嫌いな僕にとっては大変好みな作りでした。あと、ドリーの周囲をかためるキャラクター達も嫌なやつが居なくて良いですね。みんな愛らしい!ちなみに僕の推しメンはジンベエザメのデスティニーちゃんです。吹き替え版の声もいいのよ。かわいい。

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僕の推しメン(?)です。かわいいです。

f:id:ma2baga2:20160717093942p:plain 前作に比べるとコメディ寄りすぎか。しかしそれもまたよし。

若干の不満があるならばスケールが小さく感じられた点でしょうか。というより、前作ニモは結末までハラハラでしたが、本作は「割となんとかなりそう」という空気が蔓延しているんですよね。だからハラハラ大冒険というよりはワチャワチャするニモ達を微笑ましく見守る感じでした。水槽から水槽へと軽々移動しているシーンなどから、「水がないと生きていけない」という前提が揺らいでしまっていたせいでしょうか。

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水陸両用のチートキャラ、ハンクの助けもあって、「どうにでもなる感」が出てしまった。笑

とはいえ、なんやかんやで終始しっかり楽しめたので不満はありません。ラストへ進むにつれてリアリティ加減がガバガバになっていくのも僕はギャグとして楽しかったので、肯定できます。障碍や個性に対するメッセージ性について特筆されているブログを多々見受けましたが、逆に、そこに関して響く部分は特に無かったかなーーーピンと来ませんでした。鈍感なんでしょうか。裏を返せば重い題材にもかかわらず尾を引く話にならなかったこと自体も功績と言えるし、爽やかな気持ちで劇場を後にできました。  

ズートピアと肩を並べさせると少々相手が悪い感は否めませんが、娯楽映画として十分に及第点で、適度にワクワク、適度にジーンと、適度に笑えて、見終えたあとに笑顔で「楽しかったね!」と。とても安心できるファミリームービーという意味では、ごちそうさまの一言でございました。ドリー可愛い!

おわり