映画おじさんの絶品クリームシチュー

謎テンションで新作映画の感想を書きます。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 感想

暫定ワースト1の雰囲気映画!シャフトの「食えない部位」だけで構成されたような映画でした。これはひどい

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本記事のネタバレ:ネタバレしてると思うけど、別にいいと思います。(雑)

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 典型的な「雰囲気映画」!理解させる気も納得させる気も毛頭なし!

いやーーーーーーもうデザイン?的な何か?だけ拘った結果、中身が何も残らなかったようなスッッッッッカスカの雰囲気映画でそれはもう、もう、すごかったです!!!!

どれだけ画の体裁だけを保ちつつ中身を空っぽにできるかという極限にチャレンジしたのだとしか思えません。スッカスカやーーーー!!!!!

クラスのマドンナ的存在?なのかどうかもわからないけどとにかく美少女のなずなちゃんに花火大会に誘われたり誘われなかったりしながら時空を超えてデートするような映画なんですけど(これ以上わかりやすい説明は無理や。勘弁してくれ。)もう本当に内容が何も無いんですよ。無なんです。無。虚無の映画です。

まず主人公らを取り巻く環境や人間関係の説明をしたいんだかしたくないんだかよくわからない日常描写パートが冒頭にありますが、これも断片的な無駄描写のオンパレード。いちいち「デザインげ」な描写は挟まれるけど、その行為自体に何の意図もないから物語の推進力は落ちる一方。一枚絵としては確かに綺麗だと思いはするものの、別に僕らは現代アート作家のアトリエを観にきたわけでもポストカードを選びにきたわけでもないので、心につもるのは「退屈」の二文字ばかり。

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f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 登場人物全員の行動が理解不能すぎて、サイコパスの世界。

そもそもヒロインの境遇も主人公の性格もよくわからないし、登場人物全員の行動がいちいち不可解。やけに雰囲気だけはご立派におあつらえて描写されるものの、彼らがとる実行動自体はアホらしいことばっかりやってるから、置いてけぼりを食らう一方。

頭にクエスチョンマークが浮かび散らかす最中でも、画面には相変わらず「デザインげ」な描写ばかりが映し出されて胃もたれ感満載。急にキレるし、急に叫ぶし、急に殴るし、急に浸るし、いちいち彼らの一挙手一投足に僕らは「え・・・・!?」と動揺する。

例えば最初のIFの世界として描写される「ヒロインなずなちゃんが花火大会に主人公ではなく、その友人を誘った場合」のルートなんかは、友人が結局なずなちゃんの誘いをすっぽかして代わりに主人公がなずなとハチ合うように仕向ける描写があるんだけど、なんかその行動もよくわからないから、観てるこっちは「主人公に気を使って譲ってあげたのか?」「気恥ずかしくなってドタキャンしちゃったのか?」等といろいろ推測を立てるわけです。

そしたら次のIFにあたる「ヒロインが主人公を誘うルート」になったらその友人が抜け駆けしたことにブチギレてて、じゃあ前ルートのお前の行動はなんだったんだよ・・・。と思いながら、しぶしぶ「主人公のよき理解者」から「ライバル恋敵」に脳内人物像を是正してあげるわけです。こうやって、彼らの意味不明な行動に対して、いちいち遡って人物像の軌道修正をしないといけないんですよ!!!!!!!!!アホらしい!!!!!!!!!

そうこうしてる間にどんどんどんどん彼ら彼女らへの興味関心が失われ、疲れてくるんだけれど、僕らはそもそも根本的なことに、中盤ようやく気づくわけです。「あ、この映画、そもそも人物像とかあまり練られてないだけや・・・。」そう。雰囲気映画に内容など不要なのです!!!!!

だからサイコパスサイコパスと恋に落ちていくサイコパス映画なのだと思います。(再婚相手の旦那さんが主人公の顔面をグーパンチするシーンとか、ギャグでしょ。)

そのくせ露骨なメタファとして乱用される「花火」のくだりは死ぬほど繰り返されるし、もういいよ・・・もういいんだよ、ほむらちゃん・・・って感じです。

(これは同じ監督の魔法少女まどか☆マギカってアニメの台詞ですーーー雑解説)

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f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain もう許してくれ。置いてけぼり状態のまま形だけはきらびやかなラスト。

終盤、それっぽい挿入歌やそれっぽいファンタジー表現などなど、それっぽさの幕の内弁当を吐くまで食べさせられた僕らは最早「もう、勝手にどうぞ」状態なんだけど、そんな中でラストのラストにまたコッテコテの脂っこいメインディッシュが用意されてるから僕は音を上げそうになりました。

なんかよくわからないIF?的な?フラッシュバック?的な?何か?(いや本当によくわからないんで、すみません・・・)が映し出されて、二人が幸せそうにしてるんで、ああおめでとうございますって感じなんですけど、なんなんですかね。もう帰っていいですかね・・・・???

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原作も未視聴ですけど、岩井俊二・・・なんですよね・・・いや、素晴らしい監督なんでしょうけど、「リリィシュシュのすべて」が嫌いすぎて・・・原作から合わない気もする・・・。

こんな豪華なメンツが作って本当にどうしてこうなった??????監督としての大根仁さまが大好きすぎて、この脚本を担ったという事実から目を背けたい。はーーーーーー。まあ中学生男子?はこういう、ひと夏のアヴァンチュール?に憧れますもんねーーーーーーー知らんけど!!! おわりです!解散解散!