映画おじさんの絶品クリームシチュー

雑なテンションで映画の感想を書き連ねる、万年凍結ブログです。

シュガー・ラッシュ:オンライン 感想

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本記事はネタバレを大いに含みますので鑑賞後に読むことをオススメします。

 

久々に映画を見た後に「いろいろ喋りたい!」と思ったので、思い出したように更新してみます。あまり文章の構成とか考えずに思いついたことからベラベラ喋るので、読みにくかったらごめんなさい。

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain ヴァネロペが可愛いだけで100点 世界観が楽しいので更に100点

まず、本作に対して肯定か否定かで言えば肯定派です。

なぜなら元気に飛び回るヴァネロペに劇場で再び会うことが出来た時点で既に100点だからですね~~~~。ヴァネロペは本当に可愛い。なんというか、キャラクターキャラクターしてるんですよね。ぴょんぴょん飛び跳ねながら動き回って最高に可愛い。

今作は、純粋さ故にラルフの精神年齢が極めて低い感じで描かれるので、ヴァネロペが相対的に大人っぽく見えて、無邪気さと大人っぽさを兼ね揃えたムーヴが最高やな~~~って思いましたね。ということで、まずはヴァネロペが可愛いだけで100点です。

 

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あと、更に言及したいのはインターネットという世界の描き方です。ズートピアの感想でも少し触れましたが、ディズニー映画は舞台建ての説明描写だけでセンス・オブ・ワンダーをビンビンに感じられるのが最強なんですよね。今回は「インターネットに人(?)が住めるようになったら、こんな感じじゃない!?」というところにたくさんの知恵を絞ってるので、やっぱり見応えがあります。

別に物語上は話が何ら進展してなくても、世界の描き方自体がめちゃくちゃ新鮮だからそれだけで「楽しい!楽しい!楽しい!」ってなる。なんかこの感覚だけでも映画代の元は取れると思うんですよね。

 

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で、加えて今回ちょっと予想外だったのは、単にインターネットの便利な世界を未来的に描くだけじゃなくて、僕らがSNSやインターネットサービスを日常的に利用することで良くも悪くも体感する様々な「あるある」を、結構ダークな色が見え隠れするバランスで皮肉るんですよ。これがたまらなく面白かった。ポップアップ広告をキャッチセールスに模したりするの、巧いアイデアですよね。

これはインサイド・ヘッドで少し片鱗を見せていたバランス感覚だと思うんですけど(食卓のシーンとか、ふいに思い出すCMソングとか、エンディングの一幕とかね。)、明らかに射程をキッズ層だけではなく大人に捉えてるな~~って思いながら観てました。

超絶拡大解釈すれば、我々ネットユーザーを「しょうもないコンテンツにヘラヘラ笑って時間を浪費する奴ら」と揶揄してるようにさえ見えるので…(言い過ぎ)

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 脚本自体は、予想の範疇を一切超えないストーリー。

まあ、ここまで褒めちぎりましたが、ストーリー的には王道、むしろテンプレートと言える運びで展開されるので、中盤以降に展開される問題提起も、発生するトラブルも、その解決策も、個人的には新鮮味に欠け続けます。なので前半のワクワク感と終盤の収束っぷりが落差に感じてしまいかねないので、展開的にはもう一声かなと思います。

特にラルフが犯してしまう失敗の見せ方があまり上手くなくて、仲直りから円満解決までの展開がご都合主義に見えちゃうんですよねーーー。

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もう少し具体的に言うと、筋書き的には「ラルフ自身は、こんな大事になるとは思ってなかった。悪気はなかった。」という点が酌量の余地…ということなんでしょうけど、あまりにも明確に大惨事への布石が用意されてるせいで、「まさかこんなことになるとは…」って当人は言ってるものの、我々観客からすれば「いやいや、どう考えても最初から既にわかってたからな????」って感じなんですよね。

しかも、事情を何も知らないはずのヴァネロペがラルフの犯した過ちを察するまでの会話テンポに違和感…とか、逆にあんなに怒ってた割にめっちゃあっさり許すのね…とか、まぁ~~~~本当に見せ方のバランスの問題なんですけど…はい…すみません。僕が神経質なだけだと思います…許してくれ…

一番もったいないのは、ヴァネロペが抱える葛藤も、ラルフが乗り越えた問題も、ぶっちゃけインターネットと無関係に分離して存在するぶつ切りの要素だったこと…かなあ。

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 素直に笑顔溢れるファンサービスや、ドラッギー演出だけでも必見。

とはいえ、総合的に観れば大変満足な映画でして、キレッキレにも程があるギャグシーンだけでも絶対に劇場で観るべきだと思います。こういうのはやっぱり、劇場の観客全員で感情を共有するのが一番楽しいので!!!

数秒だけ登場するニックに悶絶したり、SWやマーベルを買収したことにより実現したコッテコテのファンサービスを享受したりするだけで最高に楽しめます。グルード出てきただけで笑っちゃうもんな~~~。「ドラックスさんは元気ですか?」「アイアムグルート」ってね。

 

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だらしない部屋着を着たプリンセスたち最高に可愛かったですよね。「JUST LET IT GO」って胸に描かれたクソダサシャツを着たエルサほんと好き。リトルマーメイドがクッソしょうもないことでミュージカルを始めるシーンとか最高だったよね…。あと最後のラルフ救出シークエンスにおけるプリンセスたちの活躍、完全にスマブラでしたよね…最高……

ラルフが動画サイトでめっちゃ都合良くどんどん人気になっていくくだりも本当にバカバカしくて、良かったなあ…… 笑いの質が「笑える」「楽しい」というより「狂ってる」ってベクトルなのが意外で新鮮だったなあ。

 

まあそんな感じで、総括すると「元気なヴァネロペ観れてよかった」という感想でした。(雑)あとエンディング途中で挟まれるおまけ映像がひどすぎて笑った。あれを子供が観て果たして笑えるのか……??

 

f:id:ma2baga2:20161008212650p:plain 蛇足:日本用の編集が雑すぎて憤りを感じた話。

これは初代のシュガー・ラッシュでも話題になった点ですが、まさかの更に悪化していて本当にゲンナリしました。

前作をご視聴の方ならご存知のとおり、ヴァネロペがラルフに手作りのメダルをプレゼントするくだりが一作目にあるんですよ。で、その手作りメダルに「youre my hero」って手書きで書かれているのが、日本版では完全にフォントの丸ゴシック体で「私のヒーロー」って書かれてて、せっかくの手作りメダルがあたかもメーカーの既成品を買ってきたみたいに見えて台無しだったんですよ。

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で、二作目にあたる本作でも、この手作りメダルが度々登場するんですけど、アップで映るときには日本語(相変わらず既成品かのようなフォント体)に修正されつつ、一部しか映らないシーンでは英語のまま未修正なんで、カットが変わる度にメダルの文字も変わるんですよ。

これ本当に致命的だと思います。このメダルは、本作でも感動的なシーンでかなり大きな演出アイテムとして活用されてるので、ノイズが半端じゃありませんでした。日本語対応スタッフはこだわりの結晶と言えるディズニーアニメ映画に対して泥を塗るかのような、適当な仕事をしないでいただきたい。ぷんすか。

 

ダラダラと書いちゃってすみません。おわりにしておきます。来年の年始にでも2018年映画ランキング書こうと思います。(今年は49作品を映画館で観たらしいです。)